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例 言

一、 本巻は、『福島町史』第二巻通
説編上巻とし、福島町の自然地理から縄文土器を含む古代、さらに中世、近世を経て、明治五年(一八七二)の開拓使に福島郡が編入されるまでの期間を対象として、歴史編述したものである。
一、 本巻は町民各層が親しみ、通読できるようにするため、できるだけ平易な文章で執筆し、その時代時代の慣用語等は当時の歴史を知るために用いたが、その難解のもの、および地名、人名等はふりがなを付し、読み易くした。
一、 出典、引用史料等は煩瑣にわたるので、史料名のみを『 』で表記し、文中の説明を要する個所は( )の中に於いて説明した。また、引用史料の長文のものは、一段下げをもって掲載し、短文のものは「 」で標示した。  年号については日本年号を先にし、( )内に西暦年を掲げた。
一、 アイヌの表記については、古代・中世は、文献、史料等で「蝦夷」あるいは「夷」、「狄」、「蝦夷人」等の名称が用いられているので「蝦夷」をもって統一し、近世以降については「蝦夷」と「アイヌ」の用語を混用した。
一、 本巻は編集長永田富智が執筆し、編集した。
一、 本巻の編集に当っては、

福島町史編集室 室長 鳴海 軍児(総務課長兼務)
  係長 山内 千代喜(途中退職)
  主事 山下  章
  臨時職員 佐々木 美保
  臨時職員 山田 実鈴

が編集長を扶け、業務に当った。

一、 本巻の執筆、編集に当り特に市立函館図書館、北海道立文書館、北海道立図書館、北海道大学附属図書館等をはじめ、多くの史資料所持者の方々に多大のご協力をいただいたことについて、巻頭をもって謹んで厚くお礼を申し上げる。

平成七年三月 福島町史編集長 永田 富智